戦争っていけないことじゃなかったの?
教材のねらい
愛知県立大府高等学校の野々山先生からの提供です。
野々山先生からのメッセージ
大項目C「国際秩序の変化や大衆化と私たち」の「対立・協調」の観点を意識しながら構成した単元について、本校における実践事例を紹介いたします。本単元で扱った評価問題の事例も含めることで、指導と評価の一体化の実現も模索しております。
本単元では、ウクライナ侵略戦争という時事的な問題に焦点を当て、2つの世界大戦の歴史を概観しながら戦争が違法化されてきた過程とその課題を考察していきます。途中、ウクライナで避難民支援活動に取り組む医師に対して生徒が対談をするという社会に開かれた学びも取り入れました。これらの成果と疑問を踏まえて、協調はどのような状況で生まれるのだろうかという問いを設定し、相互発表することで単元を閉じます。
単元内の主題は以下の通りです。
- 戦争っていけないことじゃなかったの!?
- 正義のための戦争ってありえるの!?
- 戦争を拒む声は届かないの?
- 力が生むのは戦争?平和?
- 第一次世界大戦って終わったんじゃなかったの?
- 早期終戦のための犠牲ってありなの?
- ウクライナ避難民への支援活動に取り組む医師と対話しよう
- 大戦の教訓は活かされているの?
- パフォーマンス課題「協調はどんな状況で生まれるの?」
評価の観点として、知識・技能については特に技能に重点を置き、事実的知識については中学校の既習内容をベースとしています。本校の実情に合わせたつもりです。
思考・判断・表現については随時形成的に評価を行いつつ、考査問題とパフォーマンス課題にて評定に用いる評価として扱いました。
主体的に学習に取り組む態度は、単元当初に抱いた問いの変容過程及び解決の過程を随時形成的に評価を行いつつ、パフォーマンス課題において評定に用いる評価として扱いました。
歴史総合の試行錯誤の一事例として、ぜひみなさまからのご意見を頂戴できれば幸いです。
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単元に含まれる教材
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