D4 現代的諸課題の形成と展望
教材のねらい
北海道札幌南高等学校の本間靖章先生からの提供です。
本間先生からのメッセージ
D4現代的諸課題の形成と展望における、本校での実践です。
1年間の集大成として、生徒自身が
問い(現代的諸課題の設定)→仮説→文献調査・史実による考察→まとめ
という流れで探究的に学ぶデザインです。
1時間目:教科担任が設定したテーマと題材で探究の追体験(ppt)
2時間目:自分の問いと仮説を設定する
3時間目:図書室で本を見てみよう
4時間目:調査・まとめ
5時間目:調査・まとめ
6時間目:グループ内でミニ報告会
という流れで、添付のワークシートに則って、探究を進めていきます。
授業の中で完結したかったのですが、難しく卒業式・入試などで生徒が休みとなる期間における生徒の自主活動も当て込みました。
実施して感じたことは、
①生徒の問い(テーマ)が「現代的諸課題」になっていないケースが多い
→教科担任の声かけで、深化
②近代化・大衆化・グローバル化各局面の歴史的事象と結びつけるのに苦労する生徒もいる
→この部分が、歴史総合における探究の肝だと思うので、ねちっこく声かけしました
探究的な学びにおける教員の声かけの難しさを再認識しました。
参考文献・資料
- 谷川稔『国民国家とナショナリズム』(山川出版社 1999年)
- フランシス=フクヤマ『IDENTITY~尊厳の欲求と憤りの政治』(朝日新聞出版社 2019)
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