投稿者:越野 泉 第二次世界大戦を回避することはできただろうか? 前任校での実践になります。現任校では今年度実施予定です。 前任校では、複数コースがあり、学力・勉強の目的・意欲などが様々な状況で 実践しましたが、自分たちで新しい歴史を生み出す、というモチベーションをしっかり 上げさせたうえで(生徒を乗せた上で)、活動させると、 うまくいきました。 逆に、動機付けで失敗すると(目的意識が明確でないと)、 あまりうまくいきませんでした。 自分たちで調べさせる、というより、既存の学習した知識を自分のものにする、という形なので、 復習としてはいいと思っていますが、現任校では物足りないかなと思い、 やり方を今後変えてみようと思っています。 こちらも、ご助言いただけるとありがたいです。 コメントへ移動▶ 2019/08/28 at 12:55 pm 投稿者:野々山 新 第二次世界大戦を回避することはできただろうか? 歴史に「もし」を入れる実践は、以前新潟の竹田先生も主張なさっていましたが、今後増えてくるかもしれませんね。その際には、いかに史実性を担保するのかが鍵となるだろうと思います。 この点について、教材中では教科書に基づいて考察をさせようとしているものと感じました。きっと前任校の状況に合わせて検討された結果なのでしょう。 私としては、そこに教科書以外の視点を加えることで、教科書叙述を相対化することができれば、生徒が多面的・多角的に歴史を学ぶ機会を与えるとともに、振り返りとしての価値も上がるのではないかと感じました。 例えば、英仏についてはホブズボーム『20世紀の歴史』などから宥和政策に至る心理的な背景が述べられている箇所を引用できます。アメリカについては『世界史史料』からニューディールを求める労働者の様子が一次史料として扱えます。また、南塚信吾編『新しく学ぶ西洋の歴史』から世界恐慌の影響を引用できます。ドイツについてはケインズ『講和条約の経済的帰結』よりヴェルサイユ条約の課題を指摘していることを引用できます。 これらの資史料の解釈を通すことで史実性を担保しつつ、生徒自身の言葉で評価を表現することができれば、一層「探究」としての性質を帯びるのではないかと思いました。 本教材の中で、第二次世界大戦の単元を学ぶ意味として、未来につなぐことを明示して歴史学習を行っていることに感銘を受けました。何のために歴史を、この単元を学ぶのかを自分自身もっと意識しなければと感じさせられました。 コメントへ移動▶ 2019/08/29 at 4:40 pm 投稿者:越野 泉 第二次世界大戦を回避することはできただろうか? 野々山先生 ご助言ありがとうございます。 史料も紹介していただき、ありがとうございます。 私の授業案では、各国の見解を生徒に考えさせるときに、 どうしても教科書・資料集レベルの内容をもとに、という範囲でしたので、 様々な史資料から、多角的なものの見方を習得できれば、より面白いものになると思います。 それと、「各国の提案」と一つの国を一つのまとまりにしてしまっているのですが、 国内の中にも、政府の立場と、国民の利害、日本の場合であれば、外務省や軍部も それぞれ目的としているものや行動原理が異なっているはずなので、 国内の多層性・要素も検討させれたら、国民国家ゆえに戦争が長引いた、という理解を 体験できるのではないかと思っています。 コメントへ移動▶ 2019/09/27 at 1:03 pm 投稿者:武井 寛太 第二次世界大戦を回避することはできただろうか? 貴重な教材提供ありがとうございます。早速拝見いたしました。 ppt資料にあるように、「第2次世界大戦を回避することができる」と考えた生徒が7割程度いたことを踏まえると、第2次世界大戦が勃発した要因や背景をもっと複合的に捉えることができると、多面的・多角的なモノの見方が育まれそうだと感じました。(これは、第2次世界大戦が各国の一提案などでは「回避」しようがない事象であったという私の認識を前提にしております。) 各国の政策からその利害を判断させるだけでなく、当時の外交史料などを通じて各国首脳・外相らの苦悩から考察させてみたり、当時の時代を覆っていた価値観などに触れる史料から、現代の日本のように戦争を無条件に否定する雰囲気とは異なる価値観に触れさせても面白いかも知れません。 具体的な提案ができず申し訳ありませんが、少しでも参考にして頂けますと幸いです。 コメントへ移動▶ 2019/08/29 at 4:45 pm 投稿者:越野 泉 第二次世界大戦を回避することはできただろうか? 武井先生 ご助言ありがとうございます。 本当は、指導案を提出できたらいいのですが、どこかにいってしまい、見にくいPPT資料ですみません。 説明が足りなかったのですが、この授業の目的は、もう既に一斉授業として第二次世界大戦終了のところまで学んだ生徒たちに、 この時代は何が足りなかったのか、そして、この反省を踏まえて、未来を生きる人々は何をすべきなのか、 どうしたら戦争を防ぐことが今後できるのか、ということを考えさせることです。 なので、知識を深めるというより、知識を得たうえで、 自分たちがそれをどう活用していくか、に重点を置いています。 それと、知識の分野でいうと、第二次世界大戦の史実を学ぶというより、 戦後、国際連盟の失敗を生かす形で国際連合が作られ、 ブロック経済を防ぐ仕組み(ブレトンウッズ体制)がつくられ、 裁判という形で(戦勝国側からの判決という側面はありますが)戦争に決着をつけ、 という部分につなげています。 ですので、戦後の指導者たちの立場・話し合いを追体験させることで、 戦後の平和を「自分たちで生み出す」ことを考えさせたいと思ってやりました。 これをやった後に、国連やGATT、それに続くWTOの話をすると、 「そうだよね。」「必要だよね」という形で、 現代の社会の背後にある原理が、自分たちもそこに行きついた、という形で再確認するような形で学ぶことができました。 そういうわけで、先生のコメントにあるように、確かに第二次世界大戦は防ぎようがなかったかもしれないのですが、 生徒たちには、少し変かもしれませんが、メタ的な視点に立って、 戦争を回避する方法と考えてもらおうと思っています。 それと、生徒たちの動きでいいますと、各国がそれぞれの提案を考えるときは、 自国の利益を優先したり、ドイツや日本などの批判、早期軍事的介入などが出てくるのですが、 移動させて、すべての国を集めて、話しあわせると、責任の擦り付け合いがまず起きるんですが (ドイツが悪い、とか、植民地がないからしょうがない、とか、世界恐慌で生き残るためには必要不可避だったとか) 「どうしたら防げるのだろうか」と問いかけると、どこか一国の暴走や責任ではなく、 ともに防ぐために、何ができるか、と考えだし、国際協調の重要性を自分たちの中で 見出してくれることが多かったです。 そのあとに、まとめとして、囚人のジレンマを説明すると、 この後の冷戦における話し合いの難しさと、キューバ危機の意義を 自然に理解してくれます。 そういうわけで、実は、この問いかけ自体がもう方向性を示し過ぎていて、ダメなのかもしれませんが、 授業の目的からすると、各国が協力して話し合いをして、根本的な問題を解決、 もしくは相互に助け合えれば 戦争は回避、もしくは軽減できるのではないか、と思える生徒が出てくると 私としては、成功かな、と思っています。 しかし、回避できる、ということが正解というわけではなく、 回避できない、とした生徒の中には、現代のトランプ大統領の自国中心主義や 国際協調に基づく貿易体制によって、国内に格差が広がっている各国の状況などを踏まえて、 自国の経済的利害を政治家は優先せざるを得ない、という理由付けで答えている子もいます。 これも、現在の政治と過去をしっかり結び付けて理解できているので、 とても良いと思ってみていました。(じゃあ、自国中心主義に対して、何をすべきか、まで考えさせたかったですが) 長くなってしまいましたが、授業の意図を伝えきれていなかったようなので、 補足でコメントさせていただきました。 それと、ご提案いただいた、外交史料における首脳らの考察や 現在とは異なる雰囲気・価値観というのは、確かにいい資料があれば取り入れたいと思います。 下の野々山先生へのコメントにも書いたのですが、 現代でもそうですが、各国の首相・外相らが国際協調へ舵を取りたくても、 国民の雰囲気や利益、支持の問題があって、そう単純でできる話ではないので、 その部分に気づかせる仕組みがあれば、もっと話し合う意義が出てきていいかなと思います。 ご助言いただき、ありがとうございました。 コメントへ移動▶ 2019/09/27 at 1:38 pm 投稿者:管理者 「近代」・「国民」・「民主主義」 德原先生、貴重な教材データの提供ありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。 コメントへ移動▶ 2019/12/10 at 12:25 pm 投稿者:徳原 拓哉 「近代」・「国民」・「民主主義」 ご笑覧いただき、批判いただければ幸いです 徳原 拝 コメントへ移動▶ 2019/12/16 at 12:50 pm 投稿者:管理者 大阪大学歴史教育研究会編『市民のための世界史』の問いの一覧 桃木先生、貴重な教材データのご提供ありがとうございました。 今後ともよろしくお願い申し上げます。 コメントへ移動▶ 2020/01/30 at 2:15 pm 投稿者:管理者 日本はイスラームをどんなときに理解したいと考えてきたか? 杉本先生、貴重な教材データのご提供ありがとうございました。 今後ともよろしくお願い申し上げます。 コメントへ移動▶ 2020/01/30 at 2:16 pm 投稿者:管理者 凄まじい被害の大戦を、なぜドイツの人々は受け入れたのか? 常泉先生、貴重な教材データのご提供ありがとうございました。今後ともよろしくお願い申し上げます。 コメントへ移動▶ 2020/02/13 at 2:41 pm 投稿者:武井 寛太 凄まじい被害の大戦を、なぜドイツの人々は受け入れたのか? 教材拝見させて頂きました。 私の前任校も小中学校段階の学習が十分ではない生徒ばかりで教材作成に悩むことも多かったので、そのようなレディネスを想定した教材の共有はとても意義深いと感じているところです。よろしければ、今後とも共有して下さりますと幸いです。 教材に関しまして、面白い史料・問いだと思いました。生徒の反応や成果はどうだったのか気になります。当時の庶民の感情の変容が見られる史料は歴史教育において多くないので、それを生徒はどのように捉え、また自分ごととして受け止めたのか知りたいです。お願い致します。 コメントへ移動▶ 2020/02/13 at 11:34 pm 投稿者:常泉 大介 凄まじい被害の大戦を、なぜドイツの人々は受け入れたのか? 武井先生、コメントくださりありがとうございます。 授業のまとめとして生徒に「大切だと思った点」を自由に記入させているのですが、その際に当該資料に関して述べたものについて以下に抜粋します。 (生徒の記入した原文ママ。読みづらくてすみません) ・軍人になりたくなくても、軍人にならなくてはいけない人がいたということ。 ・うんざりのことを無理にやらせるような環境をつくっていはいけいないと思った。 ・人間としてのかんかくを大切だなを思った、理由は、血や死体を戦い中に見ても何もおもわないのはちょっと気が引けました。 ・戦争に行く兵士が人をころすのにちゅうちょがなくなってるのがかんじょうは大切なんだなと思いました。 ・人間の善悪の感覚は、自分の普通の生活のしかたによって大きく変わり、あまり問題のおこらない楽な方向に進む。 ・人は生きるための手段を殺人と間違えてしまい少し悲しい事だと思う。 ・さいしょは国民がふつうの人間のようなかんじだったけど戦争のせいで、人間せいがうしなわれていっていると思う。 ・戦争では人を殺したくない人もいる事が分かった。 ・皆が皆な「ユダヤ人殺す」や「ヒトラー最高」などのような人は、全員そうというわけでわないということ。 ・戦争に行っている兵士の中には戦争をしたくないと思っている人もいるということ。知らない間に知らない知識をつけていたり感情がうすれていってしまうのかなと思った。 ・ドイツは国としては「大砲もバターも」という選択を取り、国内から反乱は起こらず、兵士達は前線で過ごすうちに感覚が鈍っていたため、ドイツの人々は途中で戦争をやめなかった。 ・1人の人間としては正しい判断が出来ている人が居るのに、人が増えると”過半数”に流されて正しい決断が否定されるのはとても恐いと思いました。 ・兵士たちはやりたくてやっているわけでもないし戦争をするいみもわからない人が多い。 ・兵士達もやりたくてやってるわけじゃなかった。 ・自国のために他国からうばう事や、殺す事をするが兵達は良いと思ってなくても、なれてしまう事がおそろしいと思った。 ・兵士ってみんな喜んで死んでいると思ってたから、ちゃんといやだと思ってる人がいておどろいた。 ・もし自分が兵士だったら感情がない人になってたと思う。そう考えると恐怖でしかない。 コメントへ移動▶ 2020/02/16 at 9:59 am 投稿者:管理者 ポスト全体主義とは、何だろう? 木村先生、貴重な教材データの提供ありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。 コメントへ移動▶ 2020/03/11 at 6:04 pm 投稿者:木村 芳幸 ポスト全体主義とは、何だろう? この教材は新作です。この3月に実施しようと思っていたのですが、急な休校でかないませんでした。教材として練れていなかったり、誤字なども多少心配な面もあります。よろしくお願いします。ここ数日で過去の教材を投稿いたしました。こちらも併せて今後ともよろしくお願い申し上げます。 コメントへ移動▶ 2020/03/14 at 10:00 am 投稿者:武井 寛太 20世紀、大衆が社会の中心になった 運営の方にお願いです。 この教材のカテゴリーに「大衆化」を追加して頂けないでしょうか。ご面倒おかけしますが、お願い致します。 コメントへ移動▶ 2020/09/29 at 1:57 am 投稿者:管理者 20世紀、大衆が社会の中心になった 武井先生、カテゴリー追加しました。ご確認お願いいたします。 コメントへ移動▶ 2020/09/29 at 11:25 am 投稿者:中村 大地 国はどのように戦争を正当化してきた? 德原先生 岡山県立新見高等学校で世界史を担当しております、中村と申します。大変興味深い教材の提供、ありがとうございます。拝見し、勉強させていただきました。 よろしければ、 ・ステップⅣ「いかなる状況の中で戦争が正当化されてきたのか」作成、ステップⅤ「探求する問いづくり」において、生徒さんがどのようなテーマ、問いを設定をしたのか ・ICT環境について(classroomを使用されているようなので、生徒が使用できるiPad等があるのでしょうか。もしくはPC教室等を利用されているのでしょうか) についてご教示いただけると幸いです。 宜しくお願い致します。 コメントへ移動▶ 2020/10/28 at 4:25 pm 投稿者:徳原 拓哉 国はどのように戦争を正当化してきた? 中村先生、コメントをありがとうございます。本教材、じつは今現在進行中でして、一つ目のご質問に関しては、改めてご連絡をさせていただければと存じます。この教材ページに、成果としてどのようなものが期待できるかという成果物のファイルをアップする形でよろしいでしょうか。 また、ICT環境につき、本件中々ICT環境の整備が進んでおらず、貸し出し用のChromebookが何人か分ある程度でございます。 幸い、BYODが開通しているので、生徒には自信のスマートフォンでBYODを利用していただき、フィルタなどでアクセスできない生徒についてはChromebookを貸し出して行っているという状況です。 お答えになっておりましたら。 コメントへ移動▶ 2020/11/02 at 11:30 am 投稿者:吉嶺 茂樹 歴史総合の考査(第一次世界大戦~現代) 実に面白く拝読しました。図版資料にも目が配られており、ポスターなどにも活用の目が届いています。設問は、ある程度の学校レベルで無いと難しい内容もありますが、何より「歴史総合のテストをやって評価までやっている」学校は神戸中等しか無いので、貴重な資料をUPして下さり感謝します。 コメントへ移動▶ 2021/03/15 at 8:52 pm 投稿者:矢景 裕子 歴史総合の考査(第一次世界大戦~現代) 吉嶺先生、コメントありがとうございます。奥村先生からシェアの許可がついに下りまして、公開に至りました。 ポスターや写真の大半は授業中で扱ったものなので、授業でちゃんと資料読解に取り組んでいれば解ける問題です。(とはいえ、設問の「文脈」を読んでその中で解釈しないといけないのですが) 大問2の文字史料や、大問3のリード文は、テストではじめて見る資料です。大問2の資料読解は難しかったようで、そもそも[A]がどこの国か分からない生徒もいるようでした。([A]はドイツで、ホーチミンの写真を見てアデナウアーだと解答する生徒が一定数。なぜだ…) コメントへ移動▶ 2021/03/16 at 6:32 am 投稿者:池田 良 歴史総合の考査(第一次世界大戦~現代) 矢景裕子先生 大変貴重なテスト問題の提供ありがとうございます。私は中学校現場で授業しておりますが、春からの3観点でのテスト例として大変多くを学ばせていただきました。1点だけ教えていただけないでしょうか。大問3のリード文の内容自体にも興味を持ちました。この文の前後も非常に気になるところです。このリード文の出典を教えていただけないでしょうか。どうかご指導よろしくお願いします。香川大学教育学部附属高松中学校 池田 良 コメントへ移動▶ 2021/03/17 at 8:31 am 投稿者:矢景 裕子 歴史総合の考査(第一次世界大戦~現代) 池田先生 こんにちは!コメントありがとうございます。 リード文の本、奥村先生が遠方出張から戻り次第聞きますので、数日お待ちください。 なお、サイト管理者の方が丁寧に考査の説明を書いてくださいましたが、実際のところ、「あ、これ3観点になってるやん」と思ったのは考査完成後でした。したがって、一応大問ごとにおおまかな観点はあるのですが、実際は大問2に知識の問題が入ってたり(問6)、大問3に概念理解の問題が入ってたり(問4(1))します。多忙を極める中ギリギリのスケジュールで作っているので、ちょっとバギーな問題(大問3問1(1)iii、そもそも地図中の記号が逆)もあったりします。採点コストは4.5分/枚と、決して低くないのも課題です。 私も中学社会を教えているのですが(めっちゃ楽しい!)、観点別の考査は、本当にこれで各観点が評価できてるのか…?こんなに採点コスト高くて大丈夫か…?と悩みながらやっています。採点コストや評価コストを下げる方法があれば、ぜび池田先生にご教示願いたいところです。 コメントへ移動▶ 2021/03/17 at 10:19 pm 投稿者:池田 良 歴史総合の考査(第一次世界大戦~現代) 矢景先生 連絡ありがとうございます。本校では大日本印刷という会社の採点マシーン「DNP」を取り入れています。年間契約料を支払ってパソコンで行う物です。しかし長い文章を採点するのには適していません。労力は少し減っているように思います。また、本校では主体的に学習に取り組む態度は定期テストでは計らずにワークシートの記述等で行っています。これが大変で、貴校の高木先生の手法を取り入れようとしています。まだまだ緒に就いたばかりで、神戸大附属さんの先生方にこれからもしっかりと学ばせていただきたいと思っております。 コメントへ移動▶ 2021/03/18 at 8:37 am 投稿者:矢景 裕子 歴史総合の考査(第一次世界大戦~現代) 池田先生 コメントありがとうございます。採点マシーン見ました、いいですね。「もっと楽をしましょう」(そして空いた時間で楽しく歴史教育談義したり旅に出たり本を読んだりしましょう)という議論があんまり大きな声でなされないのが残念です。私も関心態度はワークシートで見ますが、「きっちり書いて提出できる真面目ちゃん」ばかりが関心が高いことになっているので、それなんか違うなーと考える次第です。高校3観点評価もすぐスタートするので、来年度いっぱいかけて、アイデアのシェアをしたいなと思っています。ぜひ池田先生からも学ばせていただきたいです。 コメントへ移動▶ 2021/03/18 at 12:33 pm 投稿者:野々山 新 歴史総合の考査(第一次世界大戦~現代) 小田中直樹『世界史/いま、ここから』pp.319-322ですね。大阪大学歴史教育研究会編『市民のための世界史』に続き、同書が一石を投じた歴史教育の現状を再考する必要性に対して、ぜひとも歴史総合や各探究科目を通して教育現場から実践に基づく返答をしていきたいものです。 コメントへ移動▶ 2021/03/18 at 10:14 am 投稿者:矢景 裕子 歴史総合の考査(第一次世界大戦~現代) 野々山先生 情報ありがとうございます、それです。 ところで今回の世界史Bの論述問題、野々山先生がシェアしてくださっていた、アンリ4世の資料読み取りの課題そのまんま出してみました。あれいいですね。ありがとうございました。 コメントへ移動▶ 2021/03/18 at 12:35 pm 投稿者:野々山 新 歴史総合の考査(第一次世界大戦~現代) 【https://kodai-kyozai.org/2019/05/21/post-0179/】の考査問題ですね。この問題は、「記憶」を題材とする考査後の単元につなげていくために作成したものでした。利用していただき嬉しく思います。生徒の回答例や考査後の振り返りにおける展開などもお聞かせいただけると幸いです。 コメントへ移動▶ 2021/03/18 at 5:43 pm 投稿者:池田 良 歴史総合の考査(第一次世界大戦~現代) 矢景先生、野々山先生 この度の情報の共有、誠にありがとうございます。西日本の中学校に勤めるものとして、貴重な情報を得たり力強い実践ができたならば、何らかの方法でみなさんと共有して行けたらと思っています。 コメントへ移動▶ 2021/03/18 at 3:58 pm « 前へ 1 … 4 5 6 7 次へ »
前任校での実践になります。現任校では今年度実施予定です。 前任校では、複数コースがあり、学力・勉強の目的・意欲などが様々な状況で 実践しましたが、自分たちで新しい歴史を生み出す、というモチベーションをしっかり 上げさせたうえで(生徒を乗せた上で)、活動させると、 うまくいきました。 逆に、動機付けで失敗すると(目的意識が明確でないと)、 あまりうまくいきませんでした。 自分たちで調べさせる、というより、既存の学習した知識を自分のものにする、という形なので、 復習としてはいいと思っていますが、現任校では物足りないかなと思い、 やり方を今後変えてみようと思っています。 こちらも、ご助言いただけるとありがたいです。
歴史に「もし」を入れる実践は、以前新潟の竹田先生も主張なさっていましたが、今後増えてくるかもしれませんね。その際には、いかに史実性を担保するのかが鍵となるだろうと思います。 この点について、教材中では教科書に基づいて考察をさせようとしているものと感じました。きっと前任校の状況に合わせて検討された結果なのでしょう。 私としては、そこに教科書以外の視点を加えることで、教科書叙述を相対化することができれば、生徒が多面的・多角的に歴史を学ぶ機会を与えるとともに、振り返りとしての価値も上がるのではないかと感じました。 例えば、英仏についてはホブズボーム『20世紀の歴史』などから宥和政策に至る心理的な背景が述べられている箇所を引用できます。アメリカについては『世界史史料』からニューディールを求める労働者の様子が一次史料として扱えます。また、南塚信吾編『新しく学ぶ西洋の歴史』から世界恐慌の影響を引用できます。ドイツについてはケインズ『講和条約の経済的帰結』よりヴェルサイユ条約の課題を指摘していることを引用できます。 これらの資史料の解釈を通すことで史実性を担保しつつ、生徒自身の言葉で評価を表現することができれば、一層「探究」としての性質を帯びるのではないかと思いました。 本教材の中で、第二次世界大戦の単元を学ぶ意味として、未来につなぐことを明示して歴史学習を行っていることに感銘を受けました。何のために歴史を、この単元を学ぶのかを自分自身もっと意識しなければと感じさせられました。
野々山先生 ご助言ありがとうございます。 史料も紹介していただき、ありがとうございます。 私の授業案では、各国の見解を生徒に考えさせるときに、 どうしても教科書・資料集レベルの内容をもとに、という範囲でしたので、 様々な史資料から、多角的なものの見方を習得できれば、より面白いものになると思います。 それと、「各国の提案」と一つの国を一つのまとまりにしてしまっているのですが、 国内の中にも、政府の立場と、国民の利害、日本の場合であれば、外務省や軍部も それぞれ目的としているものや行動原理が異なっているはずなので、 国内の多層性・要素も検討させれたら、国民国家ゆえに戦争が長引いた、という理解を 体験できるのではないかと思っています。
野々山先生
ご助言ありがとうございます。 史料も紹介していただき、ありがとうございます。 私の授業案では、各国の見解を生徒に考えさせるときに、 どうしても教科書・資料集レベルの内容をもとに、という範囲でしたので、 様々な史資料から、多角的なものの見方を習得できれば、より面白いものになると思います。 それと、「各国の提案」と一つの国を一つのまとまりにしてしまっているのですが、 国内の中にも、政府の立場と、国民の利害、日本の場合であれば、外務省や軍部も それぞれ目的としているものや行動原理が異なっているはずなので、 国内の多層性・要素も検討させれたら、国民国家ゆえに戦争が長引いた、という理解を 体験できるのではないかと思っています。
貴重な教材提供ありがとうございます。早速拝見いたしました。 ppt資料にあるように、「第2次世界大戦を回避することができる」と考えた生徒が7割程度いたことを踏まえると、第2次世界大戦が勃発した要因や背景をもっと複合的に捉えることができると、多面的・多角的なモノの見方が育まれそうだと感じました。(これは、第2次世界大戦が各国の一提案などでは「回避」しようがない事象であったという私の認識を前提にしております。) 各国の政策からその利害を判断させるだけでなく、当時の外交史料などを通じて各国首脳・外相らの苦悩から考察させてみたり、当時の時代を覆っていた価値観などに触れる史料から、現代の日本のように戦争を無条件に否定する雰囲気とは異なる価値観に触れさせても面白いかも知れません。 具体的な提案ができず申し訳ありませんが、少しでも参考にして頂けますと幸いです。
貴重な教材提供ありがとうございます。早速拝見いたしました。
ppt資料にあるように、「第2次世界大戦を回避することができる」と考えた生徒が7割程度いたことを踏まえると、第2次世界大戦が勃発した要因や背景をもっと複合的に捉えることができると、多面的・多角的なモノの見方が育まれそうだと感じました。(これは、第2次世界大戦が各国の一提案などでは「回避」しようがない事象であったという私の認識を前提にしております。)
各国の政策からその利害を判断させるだけでなく、当時の外交史料などを通じて各国首脳・外相らの苦悩から考察させてみたり、当時の時代を覆っていた価値観などに触れる史料から、現代の日本のように戦争を無条件に否定する雰囲気とは異なる価値観に触れさせても面白いかも知れません。
具体的な提案ができず申し訳ありませんが、少しでも参考にして頂けますと幸いです。
武井先生 ご助言ありがとうございます。 本当は、指導案を提出できたらいいのですが、どこかにいってしまい、見にくいPPT資料ですみません。 説明が足りなかったのですが、この授業の目的は、もう既に一斉授業として第二次世界大戦終了のところまで学んだ生徒たちに、 この時代は何が足りなかったのか、そして、この反省を踏まえて、未来を生きる人々は何をすべきなのか、 どうしたら戦争を防ぐことが今後できるのか、ということを考えさせることです。 なので、知識を深めるというより、知識を得たうえで、 自分たちがそれをどう活用していくか、に重点を置いています。 それと、知識の分野でいうと、第二次世界大戦の史実を学ぶというより、 戦後、国際連盟の失敗を生かす形で国際連合が作られ、 ブロック経済を防ぐ仕組み(ブレトンウッズ体制)がつくられ、 裁判という形で(戦勝国側からの判決という側面はありますが)戦争に決着をつけ、 という部分につなげています。 ですので、戦後の指導者たちの立場・話し合いを追体験させることで、 戦後の平和を「自分たちで生み出す」ことを考えさせたいと思ってやりました。 これをやった後に、国連やGATT、それに続くWTOの話をすると、 「そうだよね。」「必要だよね」という形で、 現代の社会の背後にある原理が、自分たちもそこに行きついた、という形で再確認するような形で学ぶことができました。 そういうわけで、先生のコメントにあるように、確かに第二次世界大戦は防ぎようがなかったかもしれないのですが、 生徒たちには、少し変かもしれませんが、メタ的な視点に立って、 戦争を回避する方法と考えてもらおうと思っています。 それと、生徒たちの動きでいいますと、各国がそれぞれの提案を考えるときは、 自国の利益を優先したり、ドイツや日本などの批判、早期軍事的介入などが出てくるのですが、 移動させて、すべての国を集めて、話しあわせると、責任の擦り付け合いがまず起きるんですが (ドイツが悪い、とか、植民地がないからしょうがない、とか、世界恐慌で生き残るためには必要不可避だったとか) 「どうしたら防げるのだろうか」と問いかけると、どこか一国の暴走や責任ではなく、 ともに防ぐために、何ができるか、と考えだし、国際協調の重要性を自分たちの中で 見出してくれることが多かったです。 そのあとに、まとめとして、囚人のジレンマを説明すると、 この後の冷戦における話し合いの難しさと、キューバ危機の意義を 自然に理解してくれます。 そういうわけで、実は、この問いかけ自体がもう方向性を示し過ぎていて、ダメなのかもしれませんが、 授業の目的からすると、各国が協力して話し合いをして、根本的な問題を解決、 もしくは相互に助け合えれば 戦争は回避、もしくは軽減できるのではないか、と思える生徒が出てくると 私としては、成功かな、と思っています。 しかし、回避できる、ということが正解というわけではなく、 回避できない、とした生徒の中には、現代のトランプ大統領の自国中心主義や 国際協調に基づく貿易体制によって、国内に格差が広がっている各国の状況などを踏まえて、 自国の経済的利害を政治家は優先せざるを得ない、という理由付けで答えている子もいます。 これも、現在の政治と過去をしっかり結び付けて理解できているので、 とても良いと思ってみていました。(じゃあ、自国中心主義に対して、何をすべきか、まで考えさせたかったですが) 長くなってしまいましたが、授業の意図を伝えきれていなかったようなので、 補足でコメントさせていただきました。 それと、ご提案いただいた、外交史料における首脳らの考察や 現在とは異なる雰囲気・価値観というのは、確かにいい資料があれば取り入れたいと思います。 下の野々山先生へのコメントにも書いたのですが、 現代でもそうですが、各国の首相・外相らが国際協調へ舵を取りたくても、 国民の雰囲気や利益、支持の問題があって、そう単純でできる話ではないので、 その部分に気づかせる仕組みがあれば、もっと話し合う意義が出てきていいかなと思います。 ご助言いただき、ありがとうございました。
武井先生
ご助言ありがとうございます。 本当は、指導案を提出できたらいいのですが、どこかにいってしまい、見にくいPPT資料ですみません。
説明が足りなかったのですが、この授業の目的は、もう既に一斉授業として第二次世界大戦終了のところまで学んだ生徒たちに、 この時代は何が足りなかったのか、そして、この反省を踏まえて、未来を生きる人々は何をすべきなのか、 どうしたら戦争を防ぐことが今後できるのか、ということを考えさせることです。 なので、知識を深めるというより、知識を得たうえで、 自分たちがそれをどう活用していくか、に重点を置いています。
それと、知識の分野でいうと、第二次世界大戦の史実を学ぶというより、 戦後、国際連盟の失敗を生かす形で国際連合が作られ、 ブロック経済を防ぐ仕組み(ブレトンウッズ体制)がつくられ、 裁判という形で(戦勝国側からの判決という側面はありますが)戦争に決着をつけ、 という部分につなげています。 ですので、戦後の指導者たちの立場・話し合いを追体験させることで、 戦後の平和を「自分たちで生み出す」ことを考えさせたいと思ってやりました。 これをやった後に、国連やGATT、それに続くWTOの話をすると、 「そうだよね。」「必要だよね」という形で、 現代の社会の背後にある原理が、自分たちもそこに行きついた、という形で再確認するような形で学ぶことができました。
そういうわけで、先生のコメントにあるように、確かに第二次世界大戦は防ぎようがなかったかもしれないのですが、 生徒たちには、少し変かもしれませんが、メタ的な視点に立って、 戦争を回避する方法と考えてもらおうと思っています。 それと、生徒たちの動きでいいますと、各国がそれぞれの提案を考えるときは、 自国の利益を優先したり、ドイツや日本などの批判、早期軍事的介入などが出てくるのですが、 移動させて、すべての国を集めて、話しあわせると、責任の擦り付け合いがまず起きるんですが (ドイツが悪い、とか、植民地がないからしょうがない、とか、世界恐慌で生き残るためには必要不可避だったとか) 「どうしたら防げるのだろうか」と問いかけると、どこか一国の暴走や責任ではなく、 ともに防ぐために、何ができるか、と考えだし、国際協調の重要性を自分たちの中で 見出してくれることが多かったです。
そのあとに、まとめとして、囚人のジレンマを説明すると、 この後の冷戦における話し合いの難しさと、キューバ危機の意義を 自然に理解してくれます。
そういうわけで、実は、この問いかけ自体がもう方向性を示し過ぎていて、ダメなのかもしれませんが、 授業の目的からすると、各国が協力して話し合いをして、根本的な問題を解決、 もしくは相互に助け合えれば 戦争は回避、もしくは軽減できるのではないか、と思える生徒が出てくると 私としては、成功かな、と思っています。 しかし、回避できる、ということが正解というわけではなく、 回避できない、とした生徒の中には、現代のトランプ大統領の自国中心主義や 国際協調に基づく貿易体制によって、国内に格差が広がっている各国の状況などを踏まえて、 自国の経済的利害を政治家は優先せざるを得ない、という理由付けで答えている子もいます。 これも、現在の政治と過去をしっかり結び付けて理解できているので、 とても良いと思ってみていました。(じゃあ、自国中心主義に対して、何をすべきか、まで考えさせたかったですが) 長くなってしまいましたが、授業の意図を伝えきれていなかったようなので、 補足でコメントさせていただきました。
それと、ご提案いただいた、外交史料における首脳らの考察や 現在とは異なる雰囲気・価値観というのは、確かにいい資料があれば取り入れたいと思います。 下の野々山先生へのコメントにも書いたのですが、 現代でもそうですが、各国の首相・外相らが国際協調へ舵を取りたくても、 国民の雰囲気や利益、支持の問題があって、そう単純でできる話ではないので、 その部分に気づかせる仕組みがあれば、もっと話し合う意義が出てきていいかなと思います。
ご助言いただき、ありがとうございました。
德原先生、貴重な教材データの提供ありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
ご笑覧いただき、批判いただければ幸いです 徳原 拝
桃木先生、貴重な教材データのご提供ありがとうございました。 今後ともよろしくお願い申し上げます。
杉本先生、貴重な教材データのご提供ありがとうございました。 今後ともよろしくお願い申し上げます。
常泉先生、貴重な教材データのご提供ありがとうございました。今後ともよろしくお願い申し上げます。
教材拝見させて頂きました。 私の前任校も小中学校段階の学習が十分ではない生徒ばかりで教材作成に悩むことも多かったので、そのようなレディネスを想定した教材の共有はとても意義深いと感じているところです。よろしければ、今後とも共有して下さりますと幸いです。 教材に関しまして、面白い史料・問いだと思いました。生徒の反応や成果はどうだったのか気になります。当時の庶民の感情の変容が見られる史料は歴史教育において多くないので、それを生徒はどのように捉え、また自分ごととして受け止めたのか知りたいです。お願い致します。
武井先生、コメントくださりありがとうございます。 授業のまとめとして生徒に「大切だと思った点」を自由に記入させているのですが、その際に当該資料に関して述べたものについて以下に抜粋します。 (生徒の記入した原文ママ。読みづらくてすみません) ・軍人になりたくなくても、軍人にならなくてはいけない人がいたということ。 ・うんざりのことを無理にやらせるような環境をつくっていはいけいないと思った。 ・人間としてのかんかくを大切だなを思った、理由は、血や死体を戦い中に見ても何もおもわないのはちょっと気が引けました。 ・戦争に行く兵士が人をころすのにちゅうちょがなくなってるのがかんじょうは大切なんだなと思いました。 ・人間の善悪の感覚は、自分の普通の生活のしかたによって大きく変わり、あまり問題のおこらない楽な方向に進む。 ・人は生きるための手段を殺人と間違えてしまい少し悲しい事だと思う。 ・さいしょは国民がふつうの人間のようなかんじだったけど戦争のせいで、人間せいがうしなわれていっていると思う。 ・戦争では人を殺したくない人もいる事が分かった。 ・皆が皆な「ユダヤ人殺す」や「ヒトラー最高」などのような人は、全員そうというわけでわないということ。 ・戦争に行っている兵士の中には戦争をしたくないと思っている人もいるということ。知らない間に知らない知識をつけていたり感情がうすれていってしまうのかなと思った。 ・ドイツは国としては「大砲もバターも」という選択を取り、国内から反乱は起こらず、兵士達は前線で過ごすうちに感覚が鈍っていたため、ドイツの人々は途中で戦争をやめなかった。 ・1人の人間としては正しい判断が出来ている人が居るのに、人が増えると”過半数”に流されて正しい決断が否定されるのはとても恐いと思いました。 ・兵士たちはやりたくてやっているわけでもないし戦争をするいみもわからない人が多い。 ・兵士達もやりたくてやってるわけじゃなかった。 ・自国のために他国からうばう事や、殺す事をするが兵達は良いと思ってなくても、なれてしまう事がおそろしいと思った。 ・兵士ってみんな喜んで死んでいると思ってたから、ちゃんといやだと思ってる人がいておどろいた。 ・もし自分が兵士だったら感情がない人になってたと思う。そう考えると恐怖でしかない。
武井先生、コメントくださりありがとうございます。 授業のまとめとして生徒に「大切だと思った点」を自由に記入させているのですが、その際に当該資料に関して述べたものについて以下に抜粋します。 (生徒の記入した原文ママ。読みづらくてすみません)
・軍人になりたくなくても、軍人にならなくてはいけない人がいたということ。 ・うんざりのことを無理にやらせるような環境をつくっていはいけいないと思った。 ・人間としてのかんかくを大切だなを思った、理由は、血や死体を戦い中に見ても何もおもわないのはちょっと気が引けました。 ・戦争に行く兵士が人をころすのにちゅうちょがなくなってるのがかんじょうは大切なんだなと思いました。 ・人間の善悪の感覚は、自分の普通の生活のしかたによって大きく変わり、あまり問題のおこらない楽な方向に進む。 ・人は生きるための手段を殺人と間違えてしまい少し悲しい事だと思う。 ・さいしょは国民がふつうの人間のようなかんじだったけど戦争のせいで、人間せいがうしなわれていっていると思う。 ・戦争では人を殺したくない人もいる事が分かった。 ・皆が皆な「ユダヤ人殺す」や「ヒトラー最高」などのような人は、全員そうというわけでわないということ。 ・戦争に行っている兵士の中には戦争をしたくないと思っている人もいるということ。知らない間に知らない知識をつけていたり感情がうすれていってしまうのかなと思った。 ・ドイツは国としては「大砲もバターも」という選択を取り、国内から反乱は起こらず、兵士達は前線で過ごすうちに感覚が鈍っていたため、ドイツの人々は途中で戦争をやめなかった。 ・1人の人間としては正しい判断が出来ている人が居るのに、人が増えると”過半数”に流されて正しい決断が否定されるのはとても恐いと思いました。 ・兵士たちはやりたくてやっているわけでもないし戦争をするいみもわからない人が多い。 ・兵士達もやりたくてやってるわけじゃなかった。 ・自国のために他国からうばう事や、殺す事をするが兵達は良いと思ってなくても、なれてしまう事がおそろしいと思った。 ・兵士ってみんな喜んで死んでいると思ってたから、ちゃんといやだと思ってる人がいておどろいた。 ・もし自分が兵士だったら感情がない人になってたと思う。そう考えると恐怖でしかない。
木村先生、貴重な教材データの提供ありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
この教材は新作です。この3月に実施しようと思っていたのですが、急な休校でかないませんでした。教材として練れていなかったり、誤字なども多少心配な面もあります。よろしくお願いします。ここ数日で過去の教材を投稿いたしました。こちらも併せて今後ともよろしくお願い申し上げます。
運営の方にお願いです。 この教材のカテゴリーに「大衆化」を追加して頂けないでしょうか。ご面倒おかけしますが、お願い致します。
武井先生、カテゴリー追加しました。ご確認お願いいたします。
德原先生 岡山県立新見高等学校で世界史を担当しております、中村と申します。大変興味深い教材の提供、ありがとうございます。拝見し、勉強させていただきました。 よろしければ、 ・ステップⅣ「いかなる状況の中で戦争が正当化されてきたのか」作成、ステップⅤ「探求する問いづくり」において、生徒さんがどのようなテーマ、問いを設定をしたのか ・ICT環境について(classroomを使用されているようなので、生徒が使用できるiPad等があるのでしょうか。もしくはPC教室等を利用されているのでしょうか) についてご教示いただけると幸いです。 宜しくお願い致します。
中村先生、コメントをありがとうございます。本教材、じつは今現在進行中でして、一つ目のご質問に関しては、改めてご連絡をさせていただければと存じます。この教材ページに、成果としてどのようなものが期待できるかという成果物のファイルをアップする形でよろしいでしょうか。 また、ICT環境につき、本件中々ICT環境の整備が進んでおらず、貸し出し用のChromebookが何人か分ある程度でございます。 幸い、BYODが開通しているので、生徒には自信のスマートフォンでBYODを利用していただき、フィルタなどでアクセスできない生徒についてはChromebookを貸し出して行っているという状況です。 お答えになっておりましたら。
実に面白く拝読しました。図版資料にも目が配られており、ポスターなどにも活用の目が届いています。設問は、ある程度の学校レベルで無いと難しい内容もありますが、何より「歴史総合のテストをやって評価までやっている」学校は神戸中等しか無いので、貴重な資料をUPして下さり感謝します。
吉嶺先生、コメントありがとうございます。奥村先生からシェアの許可がついに下りまして、公開に至りました。 ポスターや写真の大半は授業中で扱ったものなので、授業でちゃんと資料読解に取り組んでいれば解ける問題です。(とはいえ、設問の「文脈」を読んでその中で解釈しないといけないのですが) 大問2の文字史料や、大問3のリード文は、テストではじめて見る資料です。大問2の資料読解は難しかったようで、そもそも[A]がどこの国か分からない生徒もいるようでした。([A]はドイツで、ホーチミンの写真を見てアデナウアーだと解答する生徒が一定数。なぜだ…)
矢景裕子先生 大変貴重なテスト問題の提供ありがとうございます。私は中学校現場で授業しておりますが、春からの3観点でのテスト例として大変多くを学ばせていただきました。1点だけ教えていただけないでしょうか。大問3のリード文の内容自体にも興味を持ちました。この文の前後も非常に気になるところです。このリード文の出典を教えていただけないでしょうか。どうかご指導よろしくお願いします。香川大学教育学部附属高松中学校 池田 良
池田先生 こんにちは!コメントありがとうございます。 リード文の本、奥村先生が遠方出張から戻り次第聞きますので、数日お待ちください。 なお、サイト管理者の方が丁寧に考査の説明を書いてくださいましたが、実際のところ、「あ、これ3観点になってるやん」と思ったのは考査完成後でした。したがって、一応大問ごとにおおまかな観点はあるのですが、実際は大問2に知識の問題が入ってたり(問6)、大問3に概念理解の問題が入ってたり(問4(1))します。多忙を極める中ギリギリのスケジュールで作っているので、ちょっとバギーな問題(大問3問1(1)iii、そもそも地図中の記号が逆)もあったりします。採点コストは4.5分/枚と、決して低くないのも課題です。 私も中学社会を教えているのですが(めっちゃ楽しい!)、観点別の考査は、本当にこれで各観点が評価できてるのか…?こんなに採点コスト高くて大丈夫か…?と悩みながらやっています。採点コストや評価コストを下げる方法があれば、ぜび池田先生にご教示願いたいところです。
池田先生
こんにちは!コメントありがとうございます。 リード文の本、奥村先生が遠方出張から戻り次第聞きますので、数日お待ちください。
なお、サイト管理者の方が丁寧に考査の説明を書いてくださいましたが、実際のところ、「あ、これ3観点になってるやん」と思ったのは考査完成後でした。したがって、一応大問ごとにおおまかな観点はあるのですが、実際は大問2に知識の問題が入ってたり(問6)、大問3に概念理解の問題が入ってたり(問4(1))します。多忙を極める中ギリギリのスケジュールで作っているので、ちょっとバギーな問題(大問3問1(1)iii、そもそも地図中の記号が逆)もあったりします。採点コストは4.5分/枚と、決して低くないのも課題です。 私も中学社会を教えているのですが(めっちゃ楽しい!)、観点別の考査は、本当にこれで各観点が評価できてるのか…?こんなに採点コスト高くて大丈夫か…?と悩みながらやっています。採点コストや評価コストを下げる方法があれば、ぜび池田先生にご教示願いたいところです。
矢景先生 連絡ありがとうございます。本校では大日本印刷という会社の採点マシーン「DNP」を取り入れています。年間契約料を支払ってパソコンで行う物です。しかし長い文章を採点するのには適していません。労力は少し減っているように思います。また、本校では主体的に学習に取り組む態度は定期テストでは計らずにワークシートの記述等で行っています。これが大変で、貴校の高木先生の手法を取り入れようとしています。まだまだ緒に就いたばかりで、神戸大附属さんの先生方にこれからもしっかりと学ばせていただきたいと思っております。
池田先生 コメントありがとうございます。採点マシーン見ました、いいですね。「もっと楽をしましょう」(そして空いた時間で楽しく歴史教育談義したり旅に出たり本を読んだりしましょう)という議論があんまり大きな声でなされないのが残念です。私も関心態度はワークシートで見ますが、「きっちり書いて提出できる真面目ちゃん」ばかりが関心が高いことになっているので、それなんか違うなーと考える次第です。高校3観点評価もすぐスタートするので、来年度いっぱいかけて、アイデアのシェアをしたいなと思っています。ぜひ池田先生からも学ばせていただきたいです。
小田中直樹『世界史/いま、ここから』pp.319-322ですね。大阪大学歴史教育研究会編『市民のための世界史』に続き、同書が一石を投じた歴史教育の現状を再考する必要性に対して、ぜひとも歴史総合や各探究科目を通して教育現場から実践に基づく返答をしていきたいものです。
野々山先生 情報ありがとうございます、それです。 ところで今回の世界史Bの論述問題、野々山先生がシェアしてくださっていた、アンリ4世の資料読み取りの課題そのまんま出してみました。あれいいですね。ありがとうございました。
【https://kodai-kyozai.org/2019/05/21/post-0179/】の考査問題ですね。この問題は、「記憶」を題材とする考査後の単元につなげていくために作成したものでした。利用していただき嬉しく思います。生徒の回答例や考査後の振り返りにおける展開などもお聞かせいただけると幸いです。
矢景先生、野々山先生 この度の情報の共有、誠にありがとうございます。西日本の中学校に勤めるものとして、貴重な情報を得たり力強い実践ができたならば、何らかの方法でみなさんと共有して行けたらと思っています。
投稿者:越野 泉 第二次世界大戦を回避することはできただろうか?
コメントへ移動▶2019/08/28 at 12:55 pm
投稿者:野々山 新 第二次世界大戦を回避することはできただろうか?
コメントへ移動▶2019/08/29 at 4:40 pm
投稿者:越野 泉 第二次世界大戦を回避することはできただろうか?
コメントへ移動▶2019/09/27 at 1:03 pm
投稿者:武井 寛太 第二次世界大戦を回避することはできただろうか?
コメントへ移動▶2019/08/29 at 4:45 pm
投稿者:越野 泉 第二次世界大戦を回避することはできただろうか?
コメントへ移動▶2019/09/27 at 1:38 pm
投稿者:管理者 「近代」・「国民」・「民主主義」
コメントへ移動▶2019/12/10 at 12:25 pm
投稿者:徳原 拓哉 「近代」・「国民」・「民主主義」
コメントへ移動▶2019/12/16 at 12:50 pm
投稿者:管理者 大阪大学歴史教育研究会編『市民のための世界史』の問いの一覧
コメントへ移動▶2020/01/30 at 2:15 pm
投稿者:管理者 日本はイスラームをどんなときに理解したいと考えてきたか?
コメントへ移動▶2020/01/30 at 2:16 pm
投稿者:管理者 凄まじい被害の大戦を、なぜドイツの人々は受け入れたのか?
コメントへ移動▶2020/02/13 at 2:41 pm
投稿者:武井 寛太 凄まじい被害の大戦を、なぜドイツの人々は受け入れたのか?
コメントへ移動▶2020/02/13 at 11:34 pm
投稿者:常泉 大介 凄まじい被害の大戦を、なぜドイツの人々は受け入れたのか?
コメントへ移動▶2020/02/16 at 9:59 am
投稿者:管理者 ポスト全体主義とは、何だろう?
コメントへ移動▶2020/03/11 at 6:04 pm
投稿者:木村 芳幸 ポスト全体主義とは、何だろう?
コメントへ移動▶2020/03/14 at 10:00 am
投稿者:武井 寛太 20世紀、大衆が社会の中心になった
コメントへ移動▶2020/09/29 at 1:57 am
投稿者:管理者 20世紀、大衆が社会の中心になった
コメントへ移動▶2020/09/29 at 11:25 am
投稿者:中村 大地 国はどのように戦争を正当化してきた?
コメントへ移動▶2020/10/28 at 4:25 pm
投稿者:徳原 拓哉 国はどのように戦争を正当化してきた?
コメントへ移動▶2020/11/02 at 11:30 am
投稿者:吉嶺 茂樹 歴史総合の考査(第一次世界大戦~現代)
コメントへ移動▶2021/03/15 at 8:52 pm
投稿者:矢景 裕子 歴史総合の考査(第一次世界大戦~現代)
コメントへ移動▶2021/03/16 at 6:32 am
投稿者:池田 良 歴史総合の考査(第一次世界大戦~現代)
コメントへ移動▶2021/03/17 at 8:31 am
投稿者:矢景 裕子 歴史総合の考査(第一次世界大戦~現代)
コメントへ移動▶2021/03/17 at 10:19 pm
投稿者:池田 良 歴史総合の考査(第一次世界大戦~現代)
コメントへ移動▶2021/03/18 at 8:37 am
投稿者:矢景 裕子 歴史総合の考査(第一次世界大戦~現代)
コメントへ移動▶2021/03/18 at 12:33 pm
投稿者:野々山 新 歴史総合の考査(第一次世界大戦~現代)
コメントへ移動▶2021/03/18 at 10:14 am
投稿者:矢景 裕子 歴史総合の考査(第一次世界大戦~現代)
コメントへ移動▶2021/03/18 at 12:35 pm
投稿者:野々山 新 歴史総合の考査(第一次世界大戦~現代)
コメントへ移動▶2021/03/18 at 5:43 pm
投稿者:池田 良 歴史総合の考査(第一次世界大戦~現代)
コメントへ移動▶2021/03/18 at 3:58 pm