国はどのように戦争を正当化してきた?

教材のねらい

神奈川県立鶴見高等学校の徳原拓哉先生からの提供です。

徳原先生からのメッセージ

 日清戦争・日露戦争を題材として、いかなる論理で戦争が正当化されてきたのか、生徒とともに探求し、問いとして表現していく活動を目的とした単元教材です。
 本単元教材では、国際関係や国の論理に絞っていますが、史料の中には国民の視点を意図的に混ぜています。この単元での問いを踏まえて、次の単元において、第1次大戦・第2次大戦を通じて本格的に大衆化と戦争との関係を探求することを狙いとしています。

 教材は、主に3つのパートからなります。

  • ①戦争の論理:藤原帰一『戦争の条件』(集英社、2013年)を参照しています。思考実験的にいかなる理由で国際紛争・戦争が必要とされてきたのかについて考えます。ペア―全体学習を想定しています。
  • ②疑似ジグソー学習:日清戦争・日露戦争それぞれにおいての戦争の論理の学習と、それを基にしたレポート作成からなります。それぞれに、ジグソー的な思考の外化の機会と内的思考の往還を意図しています。
  • ③問いづくり:①・②を踏まえて、問いづくりをします。ダン・ロスステイン、 ルース・サンタナ『たった一つを変えるだけ』(新評論、2015年)をいじって作っております。

 特に②の部分において、野々山新先生、木村芳幸先生、大房信幸先生の実践を参照させていただいております。ご意見いただければ幸いです。

*全部で10頁にわたりますが、内訳は下記の通りとなっています。

  • 単元の目的/進め方/評価について(p.1)
  • 評価のルーブリック(p.2)
  • ステップⅠ「人々はなぜ戦争をしてきたのか」(pp.3-4)
  • ステップⅡ~Ⅲ「日清戦争学習パート資料」(pp.5-6)/「日露戦争学習パート資料」(pp.7-8)
  • ステップⅣ レポート「いかなる状況の中で戦争が正当化されてきたのか」作成(p.9)
  • ステップⅤ 探求する問いづくり(p.10)

*本教材は教材共有サイト(旧サイト)に2020年10月2日にアップロードされた教材と同じものです。

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単元に含まれる教材

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