単元:評価の相違はなぜ生まれるのだろう?

教材のねらい

愛知県立大府高等学校の野々山新先生からの提供です。

野々山先生からのメッセージ

公立中堅高校における世界史探究の実践紹介をさせていただきます。
紹介する単元は、世界史探究「大項目C 諸地域の交流・再編」のうち、 中項目(3)アジア諸地域とヨーロッパの再編を取り扱っています。2024年の高大連携歴史教育研究会静岡大会にて、パネル報告をさせていただきました単元になります。参考までに、その時の報告資料も付しておきます。

本時に至るまでに、対象の生徒は歴史総合の学びを経て暗記の再生産ではなく、資史料を活用して自ら解釈できるようになってきています。この段階から世界史探究を始めることで、前近代史についても一層深まりを持つ学習ができるようになっていたことは特筆できるでしょう。一方で、世界史探究の学習を通して相対主義が一部に表れていたことは克服したい課題の一つでありました。そこで、ルネサンスの評価を題材に、歴史学的な論争を単元化することを試みました。このあたりの問題意識は、パネル報告資料も参照いただければと思います。

本単元中の各ワークシートにおけるメインクエスチョンは以下の通りです。
No.47 評価の相違が生まれているのはどうしてだろう?
No.48 ルネサンスってすごくね!?
No.49 人々を守るのは神?王?
No.50 国王って、どんな存在!?
No.51 イギリス革命で尊重されたのは?
No.52 国王にはどんな資質が求められる?
No.53 教養は、社会を変えるのか?
No.54 啓蒙思想は、価値観を変えたのか!?

本単元について、先日武井さんがアレンジした単元を開発し、共有くださっています。大変ありがとうございます。合わせてご意見いただけますと幸いでございます。

参考文献・資料

  • 基本的に全てワークシートに情報を付しています。不備があればご指摘ください。
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単元に含まれる教材

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