日本の人種差別撤廃条項案には、どのような問題があったのだろうか?
教材のねらい
神戸学院大学の北村厚先生からの提供です。
北村先生からのメッセージ
拙著『20世紀のグローバル・ヒストリー』をテキストとした人文学部の授業「人類の歴史Ⅳ」で実施しているアクティブ・ラーニング教材を共有します。拙著は20世紀の世界と日本の歴史を、教科書的な知識をもとに総体的に捉える本ですので、歴史総合の内容にも対応しています。授業はテキストをもとに概要を講義した後、3~4人でグループをランダムにつくり、資料と問いに取り組みます。SQ1とSQ2を板書し、発表させ、教員が補足や評価をします。MQは課題とし、各自しっかり考え推敲したうえでLMSのフォームに投稿させています。
この教材は拙著の第2章「革命と戦争の世界――1910年代」の内容をもとに、ウィルソンの民族自決が日本の人種差別撤廃案およびアジアの民族運動に与えた影響について考察する内容となっております。
参考文献(特に出典の記載のないものは『世界史史料』からの引用)
- 北村厚『20世紀のグローバル・ヒストリー:大人のための現代史入門』ミネルヴァ書房、2021年
- 鳥海靖「パリ講和会議における日本の立場―人種差別撤廃問題を中心に」『法政史学』46号、1-18頁
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