エジプトによるスエズ運河国有化とその解決に至る過程は、帝国主義的な国際関係からの脱却と対等な諸国家関係という文脈に、どの程度載せることが可能なのか

教材のねらい

立教新座中学校・高等学校の荒井雅子先生からの提供です。

単元や教材の説明

 第二次中東戦争は、エジプトのスエズ運河国有宣言を巡る英仏・イスラエル対エジプトの戦いであったが、国際世論と米ソが仲裁に入ったことで国連決議を伴い英仏の撤退とそれに伴う中東地域での覇権喪失という結果をもたらしている。しかし、ここに至る過程をみると、ナセルの台頭とAA会議に代表される第三世界の勃興など複合的な要素が関係していることが概観できる。

 帝国主義的な旧宗主国と植民地という関係性は第二次大戦で途切れたのではなく、その後徐々に関係が解消され旧宗主国の影響力が減衰してゆくというプロセスが、ここに見てとれるだろう。平等と格差は、国家間の対等外交を目指して第三世界が台頭するプロセスを象徴する言葉として、指導要領から引用した。

*本教材は教材共有サイト(旧サイト)に2022年3月10日にアップロードされた教材と同じものです。

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