当会会員の人間文化研究機構の大井将生先生よりご案内いただきました。当サイトとも関係する企画ですのでお知らせいたします。

デジタル資料を活用した防災教材・学習コンクール-未来へつなげる-

趣旨

 2023年は関東大震災から100年の経過を迎える年です。様々な災害が繰り返し深刻な被害をもたらす日本では、日々風化してしまう災害の記憶・記録をいかに継承し、日常の中で防災意識を喚起すべきかが問われています。
 一方、各地の災害記録を伝える資料はデジタルアーカイブ化されつつあり、防災教育への活用が期待されています。しかしながら、その存在は周知されておらず、利活用が進展していません。このような環境の中、各地のデジタル地域資料や電子書籍コンテンツなどを組み合わせた、新しい防災学習のあり方への検討が、今求められています。本コンクールは、災害に関するデジタル資料やその教育活用事例の周知を図り、防災教育・学習におけるデジタル資料の活用を促進することを目的として開催します。

【主催】東京大学大学院情報学環渡邉英徳研究室/S×UKILAM(スキラム)連携
【後援】NPO法人日本デジタルアーキビスト資格認定機構
【協力】国立科学博物館/東京大学大学院情報学環 講談社・メディアドゥ新しい本寄付講座/東京大学 戦災・災害のデジタルアーカイブ基金/デジタルアーカイブ学会sigJPS研究会/一般社団法人東京学芸大Explaygroud推進機構/東京学芸大学教育インキュベーションセンター/東京外国語大学学際研究共創センター
【協賛】TRC-ADEAC株式会社/大日本印刷株式会社

部門・募集作品

応募期間:令和5年9月1日(金)~令和6年1月7日(日)

*11月16日追記:応募者側からのご要望を踏まえ、応募締め切りを延長しました(会員向けメールでは2025年1月7日とお伝えしましたが、2024年1月7日の誤りです)。
応募受付終了まであと

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時間
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防災教育部門

【内容】学習の目的、学習活動・内容、発問、予想する学習者の変化や成果、使用資料など。
【方法】デジタル資料を活用した教材(様式自由)。A4サイズ PDF1~10 枚程度。
【応募資格】小・中・高校の教員、教育委員会職員、自治体文化財課などの職員、学芸員、学校司書・司書教諭・公共図書館司書、教職課程を履修する大学生・大学院生など。

探究学習部門

【内容】学習背景・動機、調査内容と結果・関連研究のまとめ、立てた問い、自身の探究手法や探究の視点・切り口、わかったことや考えたこと、まとめなど。
【方法】ジャパンサーチのマイギャラリーを活用した教材(マイギャラリーで作成した探究学習の成果物データをエクスポートし、JSON形式で提出)。
【応募資格】小学生・中学生・高校生。

審査

審査基準

応募用紙および応募作品を次の基準に基づいて、総合的に評価します。

▼防災教育部門

児童生徒の「問い」を引き出し、主体的な防災教育を支援する内容となっているか
地域資料を活用するなど、学校の地域特性を考慮した防災教育の内容となっているか
デジタル資料やデジタルコンテンツの特性を活かした防災教育の内容となっているか
学習指導要領の紐づけなど、教育現場の目線に基づいたメタデータが付与されているか
資料の二次利用条件の遵守や引用方法が適切になされているか

▼探究学習部門

自身の興味関心に基づいた災害・防災に関する「問い」が立てられているか
「問い」を解決したり深めたりするための、適切な資料・情報を複数収集できているか
複数の資料・情報をもとに災害・防災に関する「自分自身の」考えをまとめ、表現できている
デジタル資料やデジタルコンテンツ、ジャパンサーチ機能の特性を活かした内容になっているか
資料の二次利用条件の遵守や引用方法が適切になされているか
審査員
目黒公郎(東京大学 大学院 生産技術研究所/情報学環 教授)
渡邉英徳(東京大学 大学院 情報学環 教授)
柳与志夫(東京大学 大学院 情報学環 特任教授)
井上透(岐阜女子大学 教授/日本デジタルアーキビスト資格認定機構 常務理事)
関谷直也(東京大学 大学院 情報学環 総合防災情報研究センター 准教授)
室谷智子(国立科学博物館 理工学研究部 理化学グループ 研究主幹)
大井将生(人間文化研究機構 人間文化研究創発センター 特任准教授)
賞・副賞
【最優秀賞】各部門1点(探究学習部門は校種ごと)
【優秀賞】各部門 数点を防災教材部門・探究学習部門それぞれに授賞(探究学習部門は校種ごと)
入賞者に副賞として、賞状および最優秀賞3万円分・優秀賞1万円分の商品券/図書券等を進呈
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