「戦争によって女性は解放された」という言説に、どの程度、賛成・反対?

教材のねらい

埼玉県立与野高等学校の武井寛太先生からの提供です。

武井先生からのメッセージ

 既存教材「第一次世界大戦は「女性」を「国民化」したか」(2020年1月21日投稿)をバージョンアップさせた教材です。問いの構造化をより整理し、資料の配列を改めました。
 「法律が整備されれば差別はなくなったといえる」という素朴概念の概念変化を迫り、現存する女性差別を自覚させることを目標とする教材です。生徒の素朴概念を表出し、それを吟味・検証の俎上に上げるために、事前に匿名回答させていた「ジェンダーチェック(青森県男女共同参画センター)」をエキスパート資料に乗せました。(※アンケート結果は削除しています)
 高大研第9回シンポの第2部会パネルで示した「目標論、単元構成、授業方法論、内容の精選原理、扱うべき史資料の特性といった諸要素の関係性から成り立つ『私の授業理論』」を分かりやすく形にした教材だと思っております。是非「資料面白い~」から一歩踏み込んだ議論をしていければ幸いです。

参考文献・資料

  • 星瑞希「生徒の学びから歴史教育における知識構成型ジグゾー法を評価する」(第8回 高大連携歴史教育研究会大会 2022年7月31日)
  • 門井寿通「ジェンダー視点から探究する歴史―よりよい社会の創造につなげるために―」(全国歴史教育研究協議会第63回研究大会(茨城大会)2022年7月27日)
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