大阪大学歴史教育研究会編『市民のための世界史』の問いの一覧

教材のねらい

大阪大学の桃木至朗先生からの提供です。

桃木先生からのメッセージ

 「これは、大学教養課程用の教科書『市民のための世界史』(大阪大学歴史教育研究会編、大阪大学出版会刊、2014年)の各章に掲げた問い・課題のリストである。初版第5刷(2016年5月)にもとづくが、そこにも残ったミスプリントを一部訂正してある。大阪大学教養課程では本書を用いた講義(セメスター科目)「市民のための世界史」を毎年5、6クラス開講しており、担当者によって形式・内容は違うが、それぞれ以下の問い・課題を活用している。一部はほぼ毎回実施する小テストの問題として使われている。

 以下のように、本書の各章にはそれぞれ3つの問いないし課題が掲げてある(終章は2つだけ)。章の冒頭の「読者への問い」は主に、マスコミや教育の場で再生産されがちな通俗的歴史像を問い直すことを意識している。それに対し章の途中の「課題」と章末の「まとめの課題」では、本書が示す新しい歴史像や歴史の切り口にかかわる考察課題を掲げるが、「課題」がやや個別具体的なテーマを扱うのに対し、「まとめの課題」は大きな歴史像の把握や発想の転換を求めるものが多い。いずれも、日本史と世界史にまたがるトピックを重視している。

 高校の新学習指導要領の作成以前に編集された本書の問いや課題のうち、新科目の教科書・授業でそのまま使えるものは少ないであろう。しかし、指導要領と同解説で掲げられた問い・課題や知識の例に重なる内容や視点をもち、教員の頭の整理に使えるものは少なくないはずである。高校教員が悩んだり間違えている内容の「正解」が多く書いてある本文・コラムともども、活用していただければ幸いである」(冒頭部分からの引用)

*本教材は教材共有サイト(旧サイト)に2020年1月30日にアップロードされた教材と同じものです。

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