小規模校での挑戦(2年歴史総合、令和8年度前期期末考査)
教材のねらい
北海道南茅部高等学校の田嶋公一先生からの提供です。
田嶋先生からのメッセージ
前回同様、50点分を【思考編】とし、大学入学共通テストをイメージした問題、残りの50点分を【知識編】とし、教科書準拠の語句を問う問題として、本校生徒の実情に沿った問題づくりをしています。全体の平均点は61.3、【思考編】は26.3点でした。
今回、今までと違うところは、AIの活用でイメージづくりをして構想を練ったところです。初の試みです。
また、「高大研第2部会授業理論WG ph2 メタ化ツール」の活用をしてみました。これは意外と短時間でできます。
問題を振り返ると、
大問1は高大研2日目(8月2日)での報告した内容を問題化しました。
全体的によくできていました。(生徒たち、すごい!)
(4)は直轄地の概念の難しさ、キリシタンの歴史を扱っていないことが、難解な問題となったものと考えます。
大問2は年表から考察する問題です。比較的優しいだろうと考えていました。
しかし、(1)の「断行」の意味を「許可を得た上で調印した」と誤解、多くの生徒はそこで2番以降の選択肢を読むことなく「1」と誤答しました。
大問3は日清の改革の方向性の違いについてです。生徒には難しい問題となりました。
(2)の初見の資料と「洋務運動:中体西用」の概念を結びつけることに苦労していました。
(4)「西南戦争こそ東北地方で起こったものの」という選択肢、「西南」「東北」が文章上でくどくなっており、本校生徒にとって困惑させた。また、江藤新平って誰?というのもありました。
(6)「中体西用」の概念がぶれた、変法運動ならびに保守派のクーデタに「西太后」をあえて載せなかったのが混乱を招き「2」「3」の誤答が多かったです。
本校生徒向けに、「読めばなんとか解答に結びつく」「授業再構築型で、問題を解くことで復習とともに、発展的な学習もできる」ということをイメージして作成しています。今回はAIの助けも借りました。このやり方が、果たして良いのかは常に自問自答してやっています。ご意見、ご指摘よろしくお願いします。
参考文献・資料
- 山川出版社 『歴史総合 私たちの歴史 日本から世界へ』
- 浜島書店『新詳 歴史総合』
- 函館市地域史料アーカイブ 函館市史通説編第二巻
- 馮桂芬(ふうけいふん)『校邠廬抗議(こうひんろこうぎ)』 → AIから参照