なぜ日本は日清戦争を起こし、アジア諸国を領有する植民地帝国となったのか。
教材のねらい
埼玉県立与野高等学校の武井寛太先生からの提供です。
武井先生からのメッセージ
教師主導で問いと資料にもとづきながら考察を深める、「問いの構造図」風の授業です。
メイン・クエスチョン(MQ)を提示し、導入で生徒の素朴理論を表出させます。多くの生徒が朝鮮半島をめぐる対外的な脅威と答えます。
そこでサブ・クエスチョン(SQ1)「なぜ朝鮮という第三国をめぐって、わざわざ清と戦わなければならなかったのか」という発問から歴史的展開を学びます。
SA1(サブ・アンサー)が一通り出たうえで、「ではなぜ台湾を支配したのか」という問いをぶつけます(SQ2「日本は日清戦争で台湾を領有し、植民地帝国となった。なぜ日本は、日清戦争で台湾の領有を目指したのか」)。この問いによって、「日本は対外脅威のために『仕方なく』戦争せざるを得なかったし植民地支配はやむを得なかった」という理解を変化させ、帝国主義国としての日本に着目できるよう工夫しました。
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