歴史総合55-3(18世紀の東アジアにおける社会と経済)
教材のねらい
東京都立立川高等学校の津野田興一先生からの提供です。
津野田先生からのメッセージ
東京都立立川高校1年歴史総合全55回の授業スライドなどを公開します。
55-3.は18世紀の東アジアにおける社会と経済について考察させます。
授業時間は45分。一人一台端末を持参させ,Microsoftのteamsを利用して共有します。冒頭で5分間ほど小テストを実施して,知識・技能の確認をおこないます。授業で答えを言わず,思考力型の授業を展開するためには,教科書レベルの知識が必須となりますが,それを授業であつかう時間がありません。そこで,知識・技能は自分で予習をすることで身に着けてもらいます。サービスとモチベーションのために小テストを冒頭で実施し,得点はMicrosoftのfoamを利用して集計しています。その後,スライド内容を黒板に提示すると同時に,teamsの会議機能で生徒の端末とつなぎ,生徒が考察した内容をExcelシートに入力させます。提示された問いに対して,ペアワークで意見交換をおこないます。その際,与えられた史資料の分析を,教科書本文も参照しながら帰納法と演繹法の考え方を駆使しておこなうよう指示をします。その際,問いの答えを授業者は教えません。生徒がひたすら分析し,議論し,発表し,考察することを求めながら,自分(たち)の考えをまとめてゆくためです。授業者が答えを教えてしまったら,生徒はその瞬間に「暗記モード」に入ってしまい,思考することが無くなってしまうでしょう。もちろん生徒は「もやもや」しますが,それが狙いです。「もやもや」しながら自分の仮説をExcelシートに入力し,他者(クラス全員)の答えを見ながら,隣の席の生徒(周辺諸民族)と意見交換しながら,自分の仮説を確認し,場合によっては修正し,より蓋然性の高い仮説へと昇華してゆきます。最後まで答えを言わずに授業終了です。
参考文献・資料
- 歴史総合教科書『現代の歴史総合 見る・読みとく・考える』山川出版社