戦時中、禁止されてもパーマを止めなかった 女性たちは、「何」と戦っていたのだろうか?

教材のねらい

広島市立舟入高等学校の佐伯佳祐先生からの提供です。

佐伯先生からのメッセージ

 公立高校(地域進学校)での実践になります。

 歴史総合大項目C「国際秩序の変化や大衆化と私たち」の単元のうち、「第二次大戦下の社会」の授業案です。

 中単元の問いとして「現象としての「大衆化」は、どのように二度目の世界大戦の背景や要因、大戦の性質の要素になりましたか。また、今日に生きる私たちは、戦争を避けるために、大戦という失敗からどのような教訓を得るべきだと思いますか。」を設定しました。戦時中にパーマというおしゃれをやめなかった女性たちがいたという生徒にとっては意外な切り口から、「彼女たちは何と戦っていたのだろう?」と問い、彼女らを抑圧していた戦時体制、男性社会や女性活動家の掲げる「女性像」、メディアの存在に気付かせ、大衆社会が戦時下で極致を迎えていたことを理解させることを目指しました。

参考文献・資料

  • 飯田未希『非国民な女たち―戦時下のパーマとモンペ』(中公選書)
  • 使用教科書 山川出版社『現代の歴史総合 みる・読みとく・考える』
  • 使用資料集 東京法令出版『問いから始まる歴史総合』
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単元に含まれる教材

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