大量消費を支える機械化はアメリカ社会にどのような影響を及ぼしたか?

教材のねらい

芝浦工業大学柏中学高等学校の田巻慶先生からの提供です。

単元や教材の説明

 1.5~2時間を想定した授業である。現代的な諸課題はキャリア教育のようになってしまったが、最後の課題にいたるまでに、資料を読みときながら、産業の機械化にともなう社会変化を読み取っていく授業となっている。本教材では大衆に埋没せずに自分なりのライフプランや目標を掲げながら将来の進路選択に臨んでほしいという思いから、社会人のインタビューという課題を設定した。想定する現代の諸課題は、人生100年時代で、終身雇用が当たり前でなくなる社会情勢や、社員の働きがいを意識する企業が増えている(働き方改革の側面)ことなどを想定している。導入で、チャップリンの「モダン・タイムス」を視聴し、現代にも同様な場面はないか想像させる。そして、チャップリンとガンディーとの会見や、「モダン・タイムス」製作の経緯を読み、大量生産・大量消費の社会の問題点に迫っていく。

 一方で、大衆消費社会はアメリカ的な生活様式として、移民にとってはアメリカ人としてのステイタスシンボルになっていったことや、大衆の動向にとらわれて、浪費が止められない人もいたことを読み取り、大量生産・大量消費の社会は人々を自由にしたか、制限したか問いかける。最後に自分らしく生きるためには公私に限らす、生きがいを見つけることが重要だと説明して、キャリア教育につなげる。学生である生徒たちが、社会の中で自分はどう生きるか考えるヒントになるように、すでに社会人として自立している人に話を聞くという形式を採用した。インタビュー用紙はGoogleフォームなどのオンライン入力フォームで集計することで、各人のインタビュー内容をシェアする追加教材を作ることができる。

*本教材は教材共有サイト(旧サイト)に2022年3月10日にアップロードされた教材と同じものです。

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単元に含まれる教材

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