なぜ1930年代に戦争はジェノサイド化したのだろうか?
教材のねらい
神戸学院大学の北村厚先生からの提供です。
北村先生からのメッセージ
拙著『20世紀のグローバル・ヒストリー』をテキストとした人文学部の授業「人類の歴史Ⅳ」で実施しているアクティブ・ラーニング教材を共有します。拙著は20世紀の世界と日本の歴史を、教科書的な知識をもとに総体的に捉える本ですので、歴史総合の内容にも対応しています。授業はテキストをもとに概要を講義した後、3~4人でグループをランダムにつくり、資料と問いに取り組みます。SQ1とSQ2を板書し、発表させ、教員が補足や評価をします。MQは課題とし、各自しっかり考え推敲したうえでLMSのフォームに投稿させています。
この教材は拙著の第4章「奈落へとおちる世界――1930年代」の内容をもとに、第二次世界大戦以前の戦争において、民間人を殺害するジェノサイドが広がっていくのはなぜかを考えさせる内容となっております。
参考文献(特に出典の記載のないものは『世界史史料』からの引用)
- 北村厚『20世紀のグローバル・ヒストリー:大人のための現代史入門』ミネルヴァ書房、2021年
- 荒井信一『空爆の歴史――終わらない大量殺戮』岩波新書、2008年
- 秦郁彦『南京事件――「虐殺」の構造 増補版』中公新書、2007年
この先に含まれるコンテンツは会員限定のコンテンツです。
単元に含まれる教材
この先に含まれるコンテンツは会員限定のコンテンツです。