「明治維新」は何を変えたか?

教材のねらい

京都教育大学の中村翼先生からの提供です。

中村先生からのメッセージ

京都教育大での「日本史概論」(通史:15時間)の授業レジメです。
教育学部社会領域専攻1・2年生が主な対象で、受講生は概ね60人です。

明治維新については、本サイトでも多くの優れた実践が紹介されているので、私の実践がどの程度の貢献をできるかは心許ないですが、大学の授業実践例がすくないこと、ジグソー法を用いた授業実践も同様であるとして、共有します。高校の教材としても加工できると思います。

エキスパート課題は、次の通りです。
①日本の市場開放と殖産興業
②「百姓」から「国民」へ(身分制の解体)
③政治の仕組みと意志決定

いずれも、江戸時代と明治時代の違いを意識したものです。

これらをもとに明治維新の光と影(とくにイメージの薄い「課題」や「影」)を探究してもらい、福沢諭吉と渋沢栄一のどちらが明治維新(ないし近代化)の「顔」としてふさわしいか?・・・と問うのもありだと思います。そのためのヒントも出しているつもりです。

参考文献・資料

  • 牧原憲夫『日本近現代史2 民権と憲法』(岩波新書、2006年)
  • 松沢裕作『生きづらい明治社会』(岩波ジュニア新書、2018 年)
  • 松沢裕作『日本近代社史』(有斐閣、2022 年)

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