3.18世紀の東アジアにおける社会と経済

教材のねらい

東京都立立川高等学校の津野田興一先生からの提供です。

津野田先生からのメッセージ

歴史総合第3回目の授業です。
年度初めなので,問いの分量や内容は比較的単純な読み解きを中心に,授業スタイルや端末への入力方法などになじむことに留意しています。生徒たちは問いを考えながら他者と議論をすることで,新しい自分の問いを生み出すようになってゆきます。

使用教科書は『現代の歴史総合 みる・読みとく・考える』山川出版社。p.20~23をテーマとした授業です。①知識を問う小テスト(10分)、②生徒による自由な5分間発表と相互討論、およびジャッジメントシートへの記入(10分)、③答えを言わない授業(25分)の45分で構成する授業です。添付のパワーポイントで問いを提示し、生徒は一台端末を用い(Microsoftのteamsを利用)自分の考えをExcelシートに入力したのち、タイミングを見てペアワークで意見交換をおこないます。議論は極めて活発で、他者の分析から相互に学び合うことが求められています。私はヒントや考え方の方法などを伝えますが、何か知識を与えたり答えを言う事は一切ありません。生徒が自由に自分の仮説を立て、それを主体的に他の生徒と確認する余地を確保するためです。帰納法と演繹法の考えを意識づけるよう指導していますが、一年間をかけて弁証法による議論や思考の深まりができるようになることが目標です。ちなみにExcelシートは生徒同士ですべて見ることができます。また、帰宅してからも自分でアクセスして、入力しきれなかった考えや分析などを書いてくる生徒もいます。

なお、使用教科書は史資料をふんだんに掲載しているものなので、基本的に別途資料を用意することはありません。教材は教科書のみで完結させる方針をとっています。生徒には授業中に一台端末や各自のスマホを利用した検索を許可しています。
ちなみに1年かけて(週2コマ)教科書を最初から最後まで終わらせています。

参考文献・資料

  • 『現代の歴史総合 みる・読みとく・考える』山川出版社
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単元に含まれる教材

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