「産業革命に成功した明治日本」で、「貧乏」は個人の責任だったのでしょうか?

教材のねらい

広島市立舟入高等学校の佐伯佳祐先生からの提供です。

佐伯先生からのメッセージ

 公立高校(地域進学校)での実践になります。歴史総合大項目B「近代化と私たち」の単元のうち、日本の産業革命の部分の実践です。プレ記述を分析すると、貧困の原因は全てではないにしろ個人の責任によるところが大きいと考える生徒が多かった一方、この授業を通じて明治日本で政府の政策に翻弄された人々やそのしわ寄せを押し付けられた女性たちの姿から、貧困の原因を個人の責任で片づけてしまうことの危険性に気づき指摘する声があがりました。授業の最後には、いわゆる「地域の進学校」に合格した体験は本校生徒にとって誇りや自信となっているであろう一方、これからの受験や就職といった競争を通じていくことでそれらの感情が他者への不寛容や想像力の欠如につながらないように気を付ける必要があると語りました。

*本教材は教材共有サイト(旧サイト)に2022年7月7日にアップロードされた教材と同じものです。

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