なぜ20世紀に人種主義が世界中に広がったのだろうか?
教材のねらい
神戸学院大学の北村厚先生からの提供です。
北村先生からのメッセージ
拙著『20世紀のグローバル・ヒストリー』をテキストとした人文学部の授業「人類の歴史Ⅳ」で実施しているアクティブ・ラーニング教材を共有します。拙著は20世紀の世界と日本の歴史を、教科書的な知識をもとに総体的に捉える本ですので、歴史総合の内容にも対応しています。授業はテキストをもとに概要を講義した後、3~4人でグループをランダムにつくり、資料と問いに取り組みます。SQ1とSQ2を板書し、発表させ、教員が補足や評価をします。MQは課題とし、各自しっかり考え推敲したうえでLMSのフォームに投稿させています。
この教材では拙著の第1章「人種主義と民族主義の拡大――1900年代」の内容をもとに、アジアとアフリカに対する人種差別の現れ方を比較し、欧米における帝国主義と一体となった人種主義のあり方を考察する内容となっています。自由に加工してご利用ください。
参考文献(特に出典の記載のないものは『世界史史料』からの引用)
- 北村厚『20世紀のグローバル・ヒストリー:大人のための現代史入門』ミネルヴァ書房、2021年
- 貴堂嘉之『移民国家アメリカの歴史』岩波書店、2018年
- 永原陽子編『「植民地責任」論:脱植民地化の比較史』青木書店、2009年
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