わたしたちは過去をどのように知り、理解しているか？

　歴史総合の授業で、歴史の特質と資料を扱いました。
　使用教科書は帝国書院『明解歴史総合』です。教科書の記述と、小川幸司(2021)「<私たち>の世界史へ」『岩波講座 世界歴史1 世界史とは何か』（岩波書店）の”「世界史実践」の六層構造”を参考にしました。SQ1ではホガース『ビール街とジン横丁』（1751）を使用しています。

　歴史の「解釈」や「批評」、資料の関連付けなどへは授業時間内には授業時間内では踏み込むことができなかったので、定期考査で足掛けを用意しながら触れました。具体的には、三成美保,小浜正子,姫岡とし子 編(2014)『歴史を読み替える『ジェンダーから見た世界史』(大月書店)より、「工場法」の解釈と、荒野泰典（2019）『「鎖国」を見直す』（岩波書店）より、「日本型華夷秩序」の検討を行いました。ご意見・ご批判たまわりたく思います。

• 『明解　歴史総合』帝国書院
• 小川幸司(2021)「〈私たち〉の世界史へ」『岩波講座 世界歴史1 世界史とは何か』岩波書店
• ホガース『ビール街とジン横丁』（1751）