江戸時代の長期にわたる安定した社会は、どのようにして維持されたのだろうか?(キリシタン禁制)

教材のねらい

和歌山県立文書館の寺前駿先生からの提供です。

寺前先生からのメッセージ

和歌山県立文書館には、「授業で使える和歌山の資料」(https://www.lib.wakayama-c.ed.jp/monjyo/archive/kyouiku/index.html)と題して、所蔵資料を中心に、授業の教材として活用可能な和歌山に関する地域資料がホームページ上で公開されています。それぞれの資料に解説シートを用意しており、資料に関する解説や授業での活用のポイント等を記しています。また、対応する資料の「解説シート」の1~2ページ目と教科書を用意すれば、そのまま授業で使えるワークシートも掲載されています。

今回の教材は、公開されている解説シート「キリシタン禁制-密告者には褒美を与えるー」(https://www.lib.wakayama-c.ed.jp/monjyo/archive/kyouiku/kirishitan/doc/sheet.pdf)を活用し、私個人が作成した教材になります。なお、本教材で授業をしたことはありません。

問10の「もし、解説シートの資料の触書の効力がある時代に、あなたの前にキリシタンが現れて「匿ってほしい」と言われたら、どのような行動をとりますか?理由もあわせて記してください。」は、本教材の核となる問いですが、江戸時代に生徒が生きていたら、という現実的にはあり得ない設定となっております。この問いの是非について、皆様のご意見がございましたら、コメントをくださると嬉しいです。

参考文献・資料

  • 安藤精一「近世和歌山のキリシタン」安藤精一編『和歌山の研究 第3巻 近世・近代篇』清文堂出版、1978年
  • 長谷川(間瀬)恵美「長崎に伝承される聖書物語『天地始之事』現代語試訳(後編)」『桜美林論考 人文研究』5巻、2017年
  • 寺前駿「公文書館等が提供する授業用教材の効果的な活用に向けて―「授業で使える和歌山の資料」を中心に―」『和歌山県立文書館 年報・研究報告』第2号、2025年
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