歴史の授業における問いの階層化について
教材のねらい
北海道札幌北陵高等学校の本間靖章先生からの提供です。
概要ならびに本間先生からのメッセージ
周知の通り、指導要領の改訂に伴い歴史系科目では良質な問い立てが求められることになります。この論説は歴史の授業における問いを、①知識の問い、②史実と史実をつなぐ問い、③正解のない(答えが複数から選ばれる)問い、④概念を揺さぶる問いまたは身の回りの課題を歴史を通して考える問い、以上の4つに階層化して授業の中でそれぞれの問いが用いられる場面を想定しモデル化した試論となります。以下は本間先生からのメッセージとなります。
ブルームのタキソノミー等、思考は段階的に深化していくという前提に立ち、段階を踏んで生徒の歴史的思考を促すよう、問いをコントロールできるよう問いの階層化を行ってみました。生徒の理解の度合いや場面に応じてどのような思考を促す問いを設定するのか目安になるかと思います。指導要領解説に記載されている問いの一覧と比較し、授業のどの場面で設定すべき問いなのかを整理するのも有効かと思います。
問いをコントロールするために、自分が今まで授業で出してきた問いを洗い出し類型化することは、自分の授業に対する思考を整理するうえでとても有用でした。ご意見等いただけると幸いです。
*本教材は教材共有サイト(旧サイト)に2020年1月20日にアップロードされた教材と同じものです。
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