21_日清戦争は、どのような世界観の衝突だったといえるだろうか?

教材のねらい

滋賀県立彦根東高等学校の濵野優貴先生からの提供です。

濵野先生からのメッセージ

歴史総合【21】日本と清の近代化と日清戦争
MQ: 日清戦争は、どのような世界観の衝突だったといえるだろうか?

【20】で「世界観」という概念を導入し、それをさらに深める回としました。抽象的な議論を軸に据えて、そのために事実を取り上げる展開です。中学校までの歴史学習を「暗記」ととらえている生徒も、面白がって取り組んでいました。ただ一方で、中学校まで「とにかく暗記」でどうにか乗り切ってきた層の一部は、「何を覚えればいいのかわからない、ついていけない」となる様子も見受けられます。「覚える」が目的ではないのだということは伝わってはいるようですが、かといって「覚える」以外の戦法を知らない、という悩みを抱えている生徒もいるようです。
資料♠では「自由貿易帝国主義」の概念を提示しました。今後の学習でもこの概念を何度も取り上げます。

生徒アンケートの記述:
・当時の日本の考えが、今の日本にも繋がっているなと思った
・この時はアジアの 諸国を各下に見ていたのに第二次世界大戦前になると大東亜共栄圏というアジアで一体になろうとしたので日本は都合がいいなぁと思った
・日清戦争は日本と清という国同士の戦争としかとらえたことがなかったため、どのような世界観の衝突かという問いが新鮮だった

高大研の佐伯実践「日清戦争はどのように東アジアの国際秩序を変化させたのか?」、徳原実践「国はどのように戦争を正当化してきた?」、神永実践「日清戦争(銃後の日本人は、戦争をどう見ていたのか?)」、武井実践「なぜ日本は日清戦争を起こし、アジア諸国を領有する植民地帝国となったのか。」を基に作成しました。

参考文献・資料

  • 生方敏郎(1926)『明治大正見聞史』
  • 佐谷眞木人(2009)『日清戦争 「国民」の誕生』講談社
  • 将基面貴巳(2022)『愛国の起源』
  • 山川出版社『現代の歴史総合』
  • 石井寛治(1997)『日本の産業革命』、朝日新聞社
  • 原田敬一(2007)『シリーズ日本近現代史③ 日清・日露戦争』、岩波新書
  • 胎中千鶴(2019)『あなたとともに知る台湾』清水書院
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