13_ヨーロッパ諸国は、植民地支配をどのようにして正当化していったのだろうか?

教材のねらい

滋賀県立彦根東高等学校の濵野優貴先生からの提供です。

濵野先生からのメッセージ

 エキスパート資料は、山川二宮ICTライブラリに掲載されている実践「ジグソー法 1-2-5 帝国主義 歴史総合授業用プリント」をほとんどそのまま引用しているので、非掲載とします。
 「文明化の使命」論を中心に、日本の近代化(山形有朋の朝鮮についての発言)まで広げているのが興味深かったです。
 実践してから思うと、アメリカ合衆国のマニフェストデスティニーと先住民を中心としたエキスパート資料を追加すれば、よりよかったかもしれません。

生徒の感想(授業アンケート「歴史総合のこれまでの学習(プリント【7】~【15】)の学習のうち、特に印象に残っている授業と、その理由を教えてください。」への回答)

  • 【13】帝国主義の正当化 イギリスとフランスがすごく印象的な正当化の仕方をしていたから。
  • プリント【13】の学習で、ヨーロッパ諸国の植民地支配は植民地の人々を強制的に働かせて、ひどい扱いばかり行っていたという印象が強かったのですが、ヨーロッパ諸国としては、優等人種には劣等人種を支配する義務があり、自分たちが植民地の文明化を促進させてあげている、という認識で帝国主義を正当化していたということを知り、驚いたからです。
  • 【13】 植民地化をする時、どのようにして正当化したのかを考えたこと、知った内容が印象に残ってたから
  • 私は13番のプリントの授業が特に印象に残っています。私は、ほかの国の人たちを厳しい条件で支配することに反対する声が少ないことに疑問を感じていました。授業で、植民地は商品の市場となり、国の収入が増えて安定するから国民は賛成したということを知りました。当時は革命など大きく社会が変化していた時だったので、なおさらこのような考え方になってしまうのだなと思いました。
  • 【13】帝国主義を正当化するために、フランス国民に有等人種であるという意識をつけさせ、ナショナリズムを生む所が賢いやり方だと思い、同時に差別意識を生むことでまとまりが生まれるのが人間のこわいところだなぁと思ったから。
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