キングコングとは、何の象徴だったのか?
教材のねらい
滋賀県立彦根東高等学校の濵野優貴先生からの提供です。
濵野先生からのメッセージ
世界恐慌の単元です。学び舎教科書にキングコングの記述があり、そこから教材づくりを始めました。大衆の怒り、あきらめ、絶望が、その先の国際秩序の変化に結びいていく過程を考察できればと思います。
以下、学期末のアンケートで「歴史総合の2学期の学習のうち、一番印象に残っている授業と、その理由を教えてください。」と質問した際、この授業を選んだ生徒の記述の一部です。
- 今まで名前ぐらいは知っている、という程度でしたが、世界恐慌の最中に作られたと知ってとても驚いたからです。機会があればまた見てみたいと思いました。
- 36 キングコングと当時の出来事とを比較して世界情勢を考えていくのが面白かったです。娯楽面と政治面を切り離して考えていましたが、どれも同じ時代で起きていることで文化も政治もつながっているのだなと実感しました。
- キングコングの授業
世界恐慌の時の大衆の様子や、キングコングが人々を魅了した理由が興味深く印象に残っているから。 - 「キングコングが何の象徴か」
映画と世界情勢に深い関りがあるのだと初めて知り、とても興味深いと思ったから。 - 36番のプリント
みんなが知っているようなキングコングに注目してそこからとても深く考えることができたと思う。また、キングコングのストーリーも当時の世の中を表している感じで印象深かった。 - 36の授業で、1つの映画からその当時の様子が分かるのが面白かったから。
参考文献・資料
- 子どもと学ぶ歴史教科書の会 (編集)(2016)『増補 学び舎中学歴史教科書 ともに学ぶ人間の歴史』
- 映像の世紀 第3集「それはマンハッタンから始まった 〜噴き出した大衆社会の欲望が時代を動かした〜」
- 新・映像の世紀 第2集「グレートファミリー 新たな支配者 超大国アメリカの出現」
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単元に含まれる教材
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