「国民」とは何だろうか?またそれを考えることは、今の私たちの社会のどのような課題とつながってくるのだろうか?

教材のねらい

お茶の水女子大学附属高等学校の山川志保先生からの提供です。

単元や教材の説明

⑷「統合・分化」
<教材>

  • フランス・ドイツ関係の資料がほとんどであるが、⑵・⑶で日本に関する課題やアメリカの黒人・先住民・移民などの学習をやった上でやることを想定している。また、日本の教科書に関しての資料は、その後の学習で「実際」を学ぶことになると思われるが、そうしたその後の学習への波及も考えて意識をつなげていきたい。
  • 資料に付随する問いは、「問いの答えを出す」のが目的というよりは、その問いを考える際のグループワークで思考を動かすために設定されている。実際に授業をしてみると、「別の地域はどうだろうか?」「現代ではどのようになっているのか?」「他の地域をやった際はこんなだった」など様々な発言が生徒の中からは多くみられ、次への問いへ言及する姿勢もあった。そうした「気づき」を導き出す装置でもある。
  • 実際には授業前に自分で資料を読んできて、問いへの回答を「自分の言葉で」書いてくることをした上でグループワークをしたが、ジグソーなどで行うこともできると思われる。


<単元>

  • 「近代化と私たち」「大衆化と私たち」を踏まえて、「グローバル化と私たち」では生徒自ら主題を設定する必要がある。その点をみすえて、ここで出てきた、生徒がつながると感じた「現代的諸課題」については、新聞記事やニュースを調べてみる、などの学習を組み込んでも良いと思う。

*本教材は教材共有サイト(旧サイト)に2022年4月1日にアップロードされた教材と同じものです。

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単元に含まれる教材

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